2024年版のカナダワーホリ保険攻略ガイド
カナダワーホリ保険は欠かせない準備の一つです。新しい環境での正しい医療の知識をインプットしておくことや、トラブルに備えて緊急医療保険に加入することは極めて重要です。この記事では、ワーホリ保険の基本から選び方までを誰よりも分かりやすく解説しています。
カナダワーホリに保険は必須?就労ビザ発行と入国の影響
実はワーホリ保険への加入がカナダ政府より義務付けられています。ワーホリ保険が必要な理由として大きく4つ挙げられます。
- 医療費のカバー : カナダは州ごとに医療制度がありますが、カナダ入国後にすぐ加入できるとは限りません。数か月の待機期間が発生したり、カナダ国内でフルタイムで働いていることが条件となる州もあります。また、州の公的保険は完璧ではないのでワーホリ保険に加入しておくことは極めて重要です。例えば処方薬・松葉杖やギプス等一部の医療費は公的保険の補償範囲外です。ワーホリ保険に加入していれば、入国したその日から安心してカナダでの生活を始められます。
- 緊急帰国への対応 : 急なけがや病気に伴い、医師から緊急帰国の必要性を伝えられる場合もあります。ワーホリ保険は必要だと判断された緊急帰国に対する航空券や宿泊費などを補償します。
- 居住州外への旅行に対する補償:カナダの公的医療制度は日本と異なり州ごとの管轄です。よって州を越えて旅行や出張に行く場合は新たに旅行保険に加入する必要があります。ワーホリ保険は居住州以外のカナダ国内旅行もカバーします。詳細は各プランの概要をご覧ください。アメリカやヨーロッパ・南米などのカナダ国外旅行(母国を除く)についても同様、ワーホリ保険でカバーされます。
- カナダ政府からの要件: カナダ政府公式ページにはワーキングホリデーを通してカナダに渡航するすべての人に、滞在期間全体を通して医療保険に加入するよう記載されています。
以下は一部抜粋です。
引用:Prepare for arrival - International Experience Canada
以下の3点もカバーするワーホリ保険への加入でビザが発行されないリスクを低減できます。BestQuoteが取り扱うすべてのワーホリ保険は3点を満たしておりますのでご安心ください。
- 医療補償
- 入院補償
- 本国送還補償
また、過去にこのような事例もありました。1年間ワーホリでカナダに滞在予定だったMさん。渡航後に州の公的保険に加入予定だったので、ひとまず3か月のワーホリ保険に加入。到着時、空港でオフィサーに保険証の提示を求められ、保険加入日数分である3か月の就労ビザしか下りませんでした。カナダ現地のワーホリ保険は早期帰国に対して保険料の返金の申請可能です。そのため1年間のワーホリを希望する場合は365日間の保険に加入することを検討してみてはいかがでしょうか。
カナダの州医療保険vsカナダの民間保険
下の表のようにワーホリ保険とカナダの公的保険ではカバー範囲が異なります。
民間保険 | 州保険(GHIP) | |
既往症や持病に対する補償(オプションで補償追加可能) | × | ◎ |
飲酒やドラッグ使用を起因とする事故 | × | ◎ |
危険特殊スポーツを起因とする事故 | × | ◎ |
妊娠 | × | ◎ |
救急車 | ◎ | × |
処方薬 | ◎ | × |
異なる州やカナダ国外での医療補償 | ◎ | × |
本国送還費用 | ◎ | × |
車いすや松葉杖、ギブスなどの補助器具 | ◎ | × |
両方の保険に加入している方にはワーホリ保険を解約せずに残存する保険料の25%を返金する制度のある保険プランもございます。
カナダと日本のワーホリ保険を比較
大きな違いとして保険料の差が挙げられます。日本のワーホリ保険は20万円~30万円と高額であるのに対して、カナダの現地のワーホリ保険は5万円~10万円と大幅に費用を抑えられます。ただし、カナダのワーホリ保険はクリニックを受診時に自費立て替えである点に注意が必要です。緊急度が高く、医療費も高額となる場合はどのワーホリ保険でもその場で支払う必要はありません。
保険料を抑える3つのポイント
- 補償額の調整 : 補償額を下げることで保険料を抑えることができます。ワーホリ保険の場合は$10,000~$1,000,000の補償額から予算に合わせて選択することができます。カナダの医療費は高額であることからBestQuoteでは最低でも$50,000をお勧めしています。
- 複数の保険プランの比較 : 複雑で手の付けがたい保険関連。ワーホリ保険と言っても多くの会社があり、様々なプランがあり、値段も様々です。面倒ですが、適切な保険に加入するために購入前に保険プランの比較をお勧めします。BestQuoteでは生年月日と簡単な渡航情報を入力するだけでカナダ現地のワーホリ保険8社の価格を一度に比較することができます。予算に合わせて自分で補償額や自己負担額を調整することも可能です。
- 自己負担額の調整 : 自己負担額を上げることで、保険料を抑えることができます。自己負担額について、こちらで詳しく説明しています。
保険加入前に確認しておきたいこと
- カナダの公的医療保険とワーホリ保険の掛け持ちが可能か
- カナダ国内から申し込み可能か
日本のワーホリ保険には制限は見受けられませんが、一部カナダの保険会社には州保険と民間保険の掛け持ちを許可していないケースがあります。以下の会社は2024年1月現在、掛け持ちを許可している保険プランです。
- BestQuote -MedEC
- Manulife
- 21st Century
- Industrial Alliance
- Blue Cross
公的保険加入のメリットとして、保険金請求する必要が無い点、就労ビザがあれば無料で加入できる点、ワーホリ保険がカバーしきれない項目(妊娠や精神疾患・急を要さない受診など)をカバーする点が挙げられます。それぞれの補償範囲が異なることから公的保険とワーホリ保険の両方に加入する方も多く見受けられます。
また、日本のワーホリ保険はカナダ国内から保険の申し込みをすることができません。カナダに既に滞在中でこれからワーホリに切り替える方はカナダ現地の会社が提供するワーホリ保険を検討すると良いでしょう。
ワーホリビザ取得後にワーホリ保険を解約するのは違反?
カナダ入国のためにワーホリ保険に加入し、その後ワーホリ保険を解約することは政府の規定に反する行為とされています。事実、複数の保険会社は解約者についてIRCCやCBSAに報告できる権利があります。実際の保険約款の一部抜粋です。安心してワーキングホリデーを楽しむためにも保険についての規定を守ることが大切です。
カナダ現地のワーホリ保険8社の見積りを1分で確認
これからカナダにワーキングホリデーを利用して渡航する人、Coop留学や語学留学を終え、カナダ国内でワーホリビザに切り替えをする方、ROワーホリ(セカンドワーホリ)予定の方、左の見積フォームからワーホリ保険の保険料と補償項目等を一度に比較することができます。ぜひご活用ください。
BestQuoteが提供する8社のワーホリ保険に関するお問い合わせはメールにて承っております。